「インターネット回線が遅くて困っている」「回線が遅い原因を知りたい」といったお悩みをお持ちではないでしょうか。インターネット回線が遅いとテレワークやネットサーフィンをスムーズにできず、もどかしく感じるかもしれません。
そこで、この記事ではインターネット回線の通信速度が遅い原因と、その対処法を14個紹介します。回線の通信速度が遅い原因を解明するには、インターネット回線に関わる各機器の状態を順番に調べるのが有効です。記事に合わせて、ひとつひとつ対処法を試しましょう。
目次
ルーターが原因でインターネット回線が遅い時の対処法
インターネット回線の通信速度が遅い場合は、まずルーターに原因がないか確認するべきです。ルーターとは、インターネット回線で最も端末に近い部分の機器を意味します。
一時的な不具合が起きやすい部分でもあるので、急に速度が不安定になるなどの不具合が発生した場合には、まずルーターを確認してみましょう。
ルーターが原因の場合の対処法は以下の通りです。
・ルーターの電源を入れ直す
・設置場所を変更する
・LANケーブルを見直す
・接続台数を減らす
ルーターの電源を入れ直す
インターネット回線の通信速度が遅い場合は、ルーターの電源を入れ直すことで解決することがあります。なぜなら、ルーターは熱で一時的に不具合を起こすことがあるからです。
電源コードを抜き、ランプが消えた状態でしばらく待ちます。温度が下がっているのを確認したら、電源コードを挿しましょう。
ルーターによっては、コードを抜かずにスイッチで電源を切るタイプもあります。使用中のルーターの取扱説明書に、再起動に関する作業の詳細が記載されている可能性があるので、確認しながら行いましょう。
置き場を変更する
家具などの障害物が回線を邪魔している場合、ルーターの設置場所を変えると、インターネット回線が早くなる可能性があります。
特に、キッチンにルーターを置いていると、電波が通りにくくなることがあります。水が電波の通りを妨げたり、電子レンジの波長が影響して電波を打ち消したりする恐れがあるためです。
ルーターは、部屋の中心の高い位置に置くのが効果的です。電波が下方向と横方向360度に飛ぶのを遮らないような配置しましょう。ルーターの設置場所を変更しながら、インターネット回線を利用することで、速度の問題を解決できる設置場所が見つかるかもしれません。
ルーターと利用したい端末が離れている場合は、中継器を利用することで通信速度が改善する場合もあります。
LANケーブルを見直す
LANケーブルが折れ曲がっていたり、上に物が置かれていたりしないか確認しましょう。LANケーブルは外からの力に弱く、気が付かないうちに劣化している場合があります。
また、使用しているLANケーブルがインターネット回線の速度に対応しているか確認しましょう。「CAT5e」または「CAT6」に対応したケーブルを使うことをおすすめします。
接続台数を減らす
インターネット回線に接続するデバイスの数を減らすことも解決策の一つです。接続しているデバイスの数を確認しましょう。
家族が多く、デバイスの接続台数を減らせない場合は、中継器を利用するのもひとつの手です。中継器を利用すると、複数端末で同時接続してもインターネット回線の通信速度は維持されます。
端末が原因でインターネット回線が遅い時の対処法
ルーターに問題がなければ、使用している端末が原因かもしれません。端末が原因の場合も比較的簡単に解決できる可能性がありますので、一つずつ確認しましょう。
端末が原因の場合の対処法5つをまとめましたので、ぜひご確認ください。対処を行うと、インターネット回線だけでなく端末自体の動作が早くなることもあります。
アップデートする
使用しているOSが最新ではない場合は、アップデートを行いましょう。OSが古いと不具合が修正されないままとなり、動作が不安定になることがあります。
OSが最新版であれば、ブラウザのキャッシュを確認しましょう。ブラウザのキャッシュとは「Google Chrome」や「Safari」など、ブラウザを閲覧した際に記録される一時的な情報のことです。キャッシュを残すと、Webサイトを再表示させる速度が速くなりますが、キャッシュが溜まることでインターネットの読み込み速度が遅くなります。定期的に削除するのがおすすめです。
不要なソフトを減らす
不要なソフトを減らしてパソコンの容量を軽くすると、インターネット回線の速度が速くなる場合があります。普段使っていないソフトウェアや、不必要なファイルは定期的に削除しましょう。
また、使用頻度の低いソフトウェアは起動しない設定にするのもおすすめです。ソフトウェアの中には、デフォルトでパソコンの起動と同時に起動する設定になっているものもあるので、確認しましょう。
さらに、クラウドソフトを複数使用していると、インターネット回線が遅くなる場合があります。クラウドソフトとは、インターネット上でデータを管理する「Googleドライブ」や「Dropbox」のことです。使用していないクラウドソフトのタブを閉じるなどすると、動作が早くなる可能性があるので、試してみましょう。
容量を確認する
端末の空き容量が不足していると、インターネット回線が遅くなる場合があります。容量不足の場合は、不必要なソフトウェアを削除したり、写真や動画を整理したりするのが有効です。
必要最低限のソフトウェアのみ端末に残しましょう。写真や動画はクラウドサービスや他の記録媒体に移し替えると、紛失の心配なく容量を減らせます。
ウイルス対策を行う
端末がウイルスに感染していると、インターネット回線の通信速度が遅くなる場合があります。さらに、データの破損や流出の危険性もありますので、早めにウイルス対策を行いましょう。
具体的には、セキュリティソフトを入れるのがおすすめです。しかし、セキュリティソフトを複数使用していると、インターネット回線が遅くなる場合があります。
そのため、最低限だけ導入するか、回線にセキュリティ対策が導入されているサービスを選びましょう。
端末を買い替える
端末を買い替え、スペックを上げることでインターネット回線の通信速度が速くなる場合があります。あまりにも古い端末を使っている場合は、買い替えを検討しましょう。
具体的には、パソコンの場合は以下のスペックが目安です。
・OS:Windows10
・メモリ:8GB
・CPU:Core i3
・HDD:128GB
パソコンの使用目的によって必要なスペックは異なりますが、このスペックに満たないパソコンは、買い替えを検討しましょう。
回線・プロバイダが原因でインターネット回線が遅い時の対処法
最後に、回線やプロバイダが原因でインターネット回線が遅い時の対処法を解説します。前述で紹介したルーターや端末の確認などで解決しない場合は、最終手段として以下の対処法を検討しましょう。
・回線方式を確認する
・接続方式を確認する
・配線方式を確認する
・通信障害が発生していないか確認する
回線方式を確認する
集合住宅の場合、回線方式が原因でインターネット回線の通信速度が遅くなっているかもしれません。
オーナーや管理会社が一括でインターネット回線を契約している場合は、オーナーや管理会社の許可を得て、個別のインターネット回線を契約すると速度か改善できるかもしれません。
接続方式を確認する
インターネットの接続方式が旧式のIPv4 PPPoEだと、インターネット回線通信速度が遅くなる場合があります。新式のIPv6 IPoEに変更すると速度が大幅に改善されるので、使用している回線の接続方法を確認しましょう。特に毎日同じ時間だけインターネット回線が遅くなる場合は、接続方式が原因で速度に悪影響を与えている可能性があります。
現在の接続方式については、各プロバイダのウェブページなどにアクセスすると簡単に調べられるので、ぜひチェックしてみましょう。
IPv4 PPPoEとはトンネル式と呼ばれる接続方法で、利用者が多いと混み合い、通信の速度が遅くなります。新式のIPv6 IPoEは、回線の容量が増加したため、利用者が多くても混み合いません。
しかし、すべてのプロバイダでIPv6 IPoE方式を提供しているわけではないので、契約時に回線の接続方式を確認しておきましょう。
配線方式を確認する
集合住宅の場合は、共用部の配電盤まで光回線であっても、各部屋までの分配方法が電話回線だと速度が出ない場合があります。建物の配線方式を確認しましょう。
各部屋までの配線方式は以下の3種類です。
・光配線方式(最大速度1Gbps)
・LAN配線方式(最大速度100Mbps)
・VDSL配線方式(最大速度100Mbps)
光回線方式であれば問題ありませんが、LAN配線方式やVDSL配線方式の場合は最大速度が理論上10分の1になります。必要に応じて配線方式の変更を検討しましょう。
通信障害が発生していないか確認する
通信障害が原因でインターネット回線の通信が遅くなっている場合があります。自分が契約している回線事業者が通信障害を起こしていないか、公式サイトで確認しましょう。通信障害であれば、回線事業者が解決するのを待つしかありません。
頻繁に通信障害が起こる場合は、回線事業者に問題がありますので、変更を検討するのがおすすめです。
インターネット回線ならイッツコムにお任せ
インターネット回線が遅い時の対処法を試してみても解決できない場合は、回線の乗り換えを検討しましょう。
回線を乗り換える場合は、イッツコムが提供するインターネットサービスがおすすめです。
インターネット回線のスピードを改善する場合にも、イッツコムのサービスには以下のような利点があります。
・ホームWi-Fiを標準搭載
・セキュリティ対策が充実
・安心のサポート体制
ホームWi-Fiを標準搭載
イッツコムひかりであれば無線LANにはホームWi-Fi(ルーター機能)が内蔵されていますので、電源コンセント1つで複数のデバイスでインターネットが利用できます。すっきりした配線で利用できるのも魅力です。
また、ホームWiFiが標準搭載されていることで、オプション料金無しでWi-Fiが利用できます。
セキュリティ対策が充実
イッツコムでは、スパムや迷惑メールに対処する3つのシステムがあります。このセキュリティ対策があれば、迷惑メールなどの被害を最小限に抑えられるでしょう。
具体的には、以下の3つのシステムを用意しています。
・迷惑メールチェックサービス
・受信拒否設定
・受信許可設定
こちらのセキュリティ対策は、イッツコムをご利用の方であればどなたでも利用可能です。それぞれ分かりやすい使い方ガイドを用意していますので、安心してお使いいただけます。
安心のサポート体制
イッツコムでは、手厚いサポート体制でお客様のインターネットトラブルにご対応しています。インターネット回線が遅い場合、どこに原因があるのか判断するのは難しいでしょう。お困りの場合は、ぜひイッツコムにお問い合わせください。
また、イッツコムのインターネットサービス加入者は、以下の内容を無料のお電話でお問い合わせいただけます。
・パソコンと当社機器のインターネット接続・設定・メール設定
・当社提供サービスに関する操作説明・設定など
有料サポートサービスでは、スタッフが自宅に訪問してインターネットトラブルにご対応させていただきます。月額550円(税込)で以下のサービスを提供しています。
・パソコン開梱およびセットアップ
・パソコンと有線/無線モデムや回線終端装置、市販の有線/無線ルーターとの接続・設定
・スマートフォン・タブレット・ゲーム機の無線LAN接続・設定
・自社/他社アドレスのメールソフト設定
・プリンター有線/無線LAN接続設定
・年賀状ソフト操作説明
イッツコムであれば「インターネット回線のことはよく分からない」「設定などを依頼したい」という方も安心してインターネット回線をご利用可能です。
まとめ
インターネット回線の通信が遅い場合は、どこに原因があるのか、この記事の対処法を参考に確認しましょう。
対処法を試しても通信の速度が改善しない場合は、回線事業者の変更を検討すべきです。イッツコムはサポート体制が充実しているので、インターネットの設備に不安のある方でも安心してご利用いただけます。インターネットの速度を改善したい方はぜひイッツコムへの乗り換えをご検討ください。