「インターネット回線を契約するにはどうすればよいのだろうか」「申し込みをすればすぐにインターネットが使えるのだろうか」という疑問をお持ちではないでしょうか。
引っ越しや回線の乗り換えを検討していても、どのような手順でインターネット回線を契約するのかよくわからないことも少なくありません。工事が必要なのか、手続きには時間がかかるのかも気になるところです。また、契約を行うためには、まず利用する回線を選ぶ必要があります。
本記事では、インターネット回線を契約する手順や回線の選び方について詳しく解説します。
目次
インターネット回線の契約手順
インターネット回線を開設したり、回線を乗り換えたりしたいと考えているタイミングであれば、どのような手順で契約を行うのか知りたいところでしょう。あらかじめ手順を把握しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。
インターネット回線を契約する際の手順は、以下の通りです。
1.回線を選ぶ
2.機器の到着を待つ＆工事の実施
3.インターネットにつなげる
1.回線を選ぶ
まず、どの回線を利用するか決めましょう。インターネットの回線には以下のようにさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
・光回線
・ADSL
・CATV
・ISDN
回線を決めたらプロバイダとも契約が必要です。プロバイダはインターネット回線を接続する役割を担います。プロバイダと回線が一体になった会社であればプロバイダ料込みの料金で契約できるため、費用を抑えることが可能です。
料金を重視するのか、速度を重視するのかなど、優先したい項目を決めてから回線を選びましょう。
2.機器の到着を待つ＆工事の実施
利用する回線を決めたら、次の手順は申し込みです。インターネット回線は申し込み後にすぐに使えるようになるわけではありません。回線が建物に入っていなければ、まず回線を通す工事を行うことになります。工事には立ち会いが必要なため、都合の良い日をいくつかピックアップしておきましょう。
工事の前に、モデムなどの周辺機器が届きます。自分で接続するのか、工事日に工事会社が接続するのかは、申し込む回線の種類などにより違うので、確認しましょう。無事に工事が完了し設定まで済めば、インターネットが使えるようになります。
3.インターネットにつなげる
パソコンやスマートフォンでインターネットを利用する際はルーターが必要です。ルーターには有線と無線2つのタイプがあります。
・有線…LANケーブルを使ってルーターと機器をつなぐ
・無線…LANケーブルを使わず、Wi-Fiなどの無線LANを利用して機器をつなぐ
スマートフォンやゲーム機などでインターネット回線を利用する場合は無線ルーターが必要です。光回線の場合はONU（回線終端機器）を利用しますが、ONUと直接接続できるのは1台のみとなります。複数の端末でインターネットを使う場合はルーターが必要です。
インターネット回線の選び方
引っ越しや乗り換えでインターネットの回線を選ぶ際、何を基準に選べばよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。回線にはさまざまな種類があり、特徴が異なります。
通信費をなるべく抑えたい方は、月額料金やキャンペーンに注目して選ぶのがおすすめです。引っ越しをする場合は、旧居で使っていたプロバイダを継続して利用する方法もあります。
インターネット回線の選び方は、以下の通りです。
・月額利用料金が安いものを選ぶ
・キャンペーンを重視する
・スマートフォンとのセット割を利用する
・BS放送やCATVなどとセットで利用する
・現在利用しているプロバイダを継続利用する
月額利用料金が安いものを選ぶ
インターネットを頻繁に使いながらも通信費をなるべく抑えたい場合は、プロバイダ料込みの回線を選ぶという選択肢があります。
プロバイダと回線を一括契約することによってセット割引が適用される場合もあるので、できるだけ安くサービスを提供している会社を選びましょう。プロバイダ込みなら契約が一本化できるため、管理のための負担が軽くなるというメリットもあります。
より費用を抑えたいのであればポケットWi-Fiなどのモバイル回線を選ぶ方法もあるものの、固定回線に比べると安定性がやや劣る点がデメリットです。インターネットの利用頻度が少なくて料金の節約を重視したい場合はポケットWi-Fiも視野に入れましょう。
キャンペーンを重視する
インターネット回線の契約をする際には、キャンペーンも重要になります。キャッシュバックや工事費実質無料などを行っている回線事業者を選ぶと、お得になる可能性があるからです。同じような条件の回線で迷っている場合は、キャンペーンの内容で決めることも選択肢に入れましょう。
ただし、キャンペーンだけに注目するのではなく、月額利用料やサービス内容をしっかり確認した上で決めることが大切です。
スマートフォンとのセット割を利用する
各キャリアのスマートフォンと指定された光回線をセットで契約すると割引が適用されるプランがあります。スマートフォンの運営元が提供する光回線を利用したり、提携している企業を通じて光回線を導入したりすることによって割引が発生する仕組みです。
格安SIMでも、光回線とのセット割を提供している場合があります。通信費を抑えたいのであればスマートフォンとセットの割引プランがあるかどうか確認しましょう。
CATV放送やCS放送 などとセットで利用する
CATV放送やCS放送を視聴する場合は、回線とテレビのセットプランをおすすめします。ただし、契約内容により視聴できる放送は異なり、エリアにも制限があることに注意すべきです。テレビサービスとの組み合わせを考えている方は、事前に内容をしっかり確認しましょう。
光回線だけでなく、ケーブルテレビ回線もテレビの視聴サービスを提供している場合があります。プランにより料金が異なりますので、興味のあるテーマを取り扱っているか、家族の趣味に合ったチャンネルがあるかなどを確認しましょう。
現在利用しているプロバイダを継続利用する
引っ越しの場合は、現在利用している回線やプロバイダをそのまま利用する方法もあります。インターネット回線に不満がなく乗り換えの必要がない場合は、住所を変更するだけなので手続きがスムーズです。
万が一現在利用している回線が引っ越し先ではエリア外の場合でも、プロバイダはそのままで回線だけ変更できるケースがあるので、継続を希望する場合は引っ越し先でも利用で
きるかどうかを確認しましょう。
インターネットを快適に利用できる速度とは
インターネットを快適に利用できる速度は、利用するサービスにより異なります。通信速度には「上り」と「下り」があり、上りは送信（アップロード）、下りは受信（ダウンロード）です。
動画を見たりWebのサイトを閲覧したりする際には「下り」の速度を重視します。以下は、目的別の「下り」通信速度の目安です。
・動画の視聴…5 Mbps～25Mbps
・Webサイトの閲覧…1 Mbps～10Mbps
・メールやLINEなど…128kbps～1Mbps
動画の視聴については、解像度により必要な速度が異なります。4Kの場合は25Mbpsほどあれば十分です。
「Mbps」や「Kbps」は通信速度の単位であり、1秒間に何bit（ビット）のデータが送れるかを表します。1Kbpsは1,000bps、1Mbpsは1,000Kbpsです。値が大きいほど通信速度が速くなります。
インターネット回線の種類
インターネット回線を選ぶ際は、まず回線の種類や特徴を知りたいとお考えではないでしょうか。快適にインターネットを利用するためには、通信速度や安定性など、各回線の特徴を知ったうえで、自分にとって最適な回線を選ぶことが大切です。
インターネット回線には、以下のような種類があります。
・光回線
・ADSL
・CATV
・ISDN
・無線接続
光回線
光回線は、データを送信する際に光ファイバーを利用し、ほかの回線に比べて通信速度が速いのが特徴です。上り・下りとも1Gbpsとすると、理論上ではADSLの20倍の速度で利用できます。
光の特性を利用して通信するため、電磁波の影響を受けず、安定した回線状態が続くのがメリットです。また、伝送損失（途中で通信が減衰すること）が発生しにくいため、長距離でもデータをスムーズに送れます。
ADSL
ADSLはアナログの電話回線を利用した、光回線が普及する前に主流となっていた回線です。電話回線があれば利用できるため、工事が要らないというメリットがあります。光回線が提供エリア外の場所では、今でも主力の回線です。
ただし、ADSLは基地局からの距離が2.5kmを超えてしまうと、通信速度が極端に落ちたり途切れたりするので注意しましょう。なお、ADSLのサービスは終了することが予定されているので、提供が縮小されています。
CATV
CATVはケーブルテレビが提供している回線です。ケーブルテレビ会社がインターネット回線事業者とプロバイダの両方の役割を担っています。
ケーブルテレビを視聴する回線をインターネットの回線としても利用する仕組みですが、映像の情報を伝達する回線のため、高速通信が可能です。テレビ視聴と支払いをセットにすることで、安く利用できるメリットがあります。
ISDN
デジタル電話回線を利用するインターネット回線がISDNです。利用するには、通常の電話回線（アナログ回線）のほかに、デジタル電話回線を引く必要があります。通信速度が64Kbpsと、光回線（1Gbps）に比べると15,600分の1のスピードしかありません。
したがって、Webサイトの表示に時間がかかったり、データのダウンロードが滞ったりといった弊害があります。通信時間に応じて料金が発生するため、あまり利用されなくなってきている方法です。
無線接続
無線接続は、ポケットWi-Fiやスマートフォンのテザリング機能を利用する方法であり、ケーブルがなくてもインターネット回線が利用できるため、外出先でもインターネットを楽しめます。
速度は有線接続に比べるとやや落ちますが、配線やルーターなしで気軽に接続できることがメリットです。障害物に弱いため、家の中でも電波が届きにくい場所が生じてしまう可能性があります。
インターネットを早く利用したいなら「ホームルーター」を利用する
インターネット回線をなるべく早く使いたい方は、ホームルーターの設置を検討してはいかがでしょうか。ホームルーターは、工事をしなくても、機器をコンセントに接続するだけでインターネット回線を利用可能です。
ホームルーターはモバイル回線の一種ですが、コンセント接続を前提とするためポケットWi-Fiのように持ち歩くことはできません。しかし、通信量に制限がなく、安定した通信が得られます。引っ越しが多い方などはホームルーターの利用を検討しましょう。
インターネット回線の乗り換えならイッツコムがおすすめ
「インターネット回線の乗り換えを検討しているが、どの回線事業者が良いか迷ってしまう」という方は、イッツコムのインターネットサービスが適しています。イッツコムの光回線サービス「イッツコムひかり」は、ライフスタイルに合わせてさまざまなコースの用意があり、他サービスと併用することで、料金を抑えることが可能です。イッツコムのインターネットサービスには以下のような特徴があります。
・プロバイダ料込みでお得な料金で利用できる
・オプションサービスが充実している
プロバイダ料込みでお得な料金で利用できる
イッツコムが提供する「イッツコムひかり」は、プロバイダ料込みのサービスです。ホームタイプとマンションタイプがあり、それぞれ速度の異なるコースを提供しています。
ホームタイプでは300MB～2GBまで、マンションタイプでは30MB～600MBまでのコースを選択可能です。
もっとも安いコースは月額3,520円（税込）（2021年3月時点の情報）と、料金重視派の方にも最適なので、気になる場合は気軽にイッツコムに問い合わせてみることをおすすめします。
オプションサービスが充実している
イッツコムが提供するインターネット回線には、充実したオプションサービスがセールスポイントです。またイッツコムひかりであれば「イッツコムホームWi-Fi」を標準搭載しており、無線LANを内蔵したケーブルモデムによってさまざまな端末を簡単にインターネット接続できます。
有料オプションでは、セキュリティ対策ソフトが月額制で利用できるサービスが提供されており、昨今高まるオンライン上の犯罪への対策も万全です。さらに、閲覧できるサイトを制限する「Webフィルタリング」などのサービスもあり、安心してインターネットサービスを利用したいのであればぜひ入っておきたいところです。
電気・ガスもイッツコムにお任せ！
イッツコムでは、電気とガスがお得な料金で利用できる「東急でんき＆ガス」サービスを用意しています。東京電力と東京ガスの供給エリアに住んでいる方が対象です。東京電力・東京ガスの設備を利用するため、今までと変わらない設備で安定した電力供給を受けられます。
イッツコムに加入している場合には割引プランも適用されるので、電気料金やガス料金を節約したい場合はイッツコムの「東急でんき＆ガス」を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
インターネット回線を契約しても、申し込みすればすぐに使えるようになるわけではありません。工事が必要となる場合もあるので、日程に余裕をもって申し込むことが大切です。工事を行わずにインターネットを早く使いたい方は、コンセントに挿すだけで回線が使えるホームルーターを導入しましょう。
安定した速い回線を利用したいのであればイッツコムのインターネットサービスが最適です。速度の異なるコースを用意していますので、ご自身の状況に合わせて最適なサービスを選択できます。さらにイッツコムの他サービスと併用することによって、料金を安く抑えることも可能です。ぜひ一度イッツコムの利用をご検討ください。
