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光回線の法人契約と個人契約の違いとは?知っておきたい5つのポイントを徹底解説

「光回線の法人契約と個人契約の違いとは」「回線は何を基準に選べばいいのか」「導入前に気をつけることは」という疑問をお持ちではないでしょうか。

実は光回線の法人契約は個人契約と違う点がいくつかあり、導入前に知っておくべきことがありますが、契約内容が複雑で分かりにくい把握しにくいのがネックです。

そこで本記事では、光回線の法人契約について知っておくべき内容を解説しました。記事を読むことで、個人契約との違いや、回線を選ぶ際の基準が理解できます。ぜひ最後までお読み下さい。

光回線の法人契約と個人契約の違いは5つ

現代において会社の業務を行う際には、インターネット回線は欠かせません。法人が業務で使用する場合は、安定性・速度の面から光回線一択になるでしょう。しかし光回線といっても、個人契約と法人契約では内容が異なる部分が多々あります。

そこでこちらでは、両者の契約内容の違いを5つ紹介します。ぜひご確認下さい。

1.固定IPアドレスを取得できる

法人契約の光回線は個人契約とは違い、固定IPアドレスを取得できるのが魅力の1つです。

IPアドレスとはインターネットにおける住所のような役割をもつものですが、数に限りがあり、個人用では接続の度に空いているIPアドレスが自動で割り当てられます。プライベートでの利用であれば、この仕様でも問題はありません。

しかし、法人で自らのサービス・商品提供のためにWebサイトを運営する必要がある場合、IPアドレスが固定されていないと利用者がサイトにアクセスできません。このような場合に固定IPアドレスがあると、利用者がきちんとアクセスできるサイト構築が可能になります。

2.充実したセキュリティサービス

前述した「固定IPアドレス」を使うことで、「VPN」という高セキュリティでの通信を行えます。VPNとは「Virtual Private Network」の略で、直訳すると「仮想専用回線」です。VPNを使うことで、第三者が介入できない専用回線での通信ができるので、安全にデータのやりとりができます。

さらにその他にも、クラウド型の統合脅威管理(UTM)の機能を備えたサービスもあります。UTMとは、複数の異なるセキュリティ機能がセットになったものなので、これ1つを導入するだけでも、セキュリティ対策として十分でしょう。

3.サポート体制が充実している

サポート体制がしっかりと整っているかも、個人と法人回線の違いです。法人の業務での運用なので、万が一の時には時間帯に関係なく、即座の対応が必要になる場合があります。

サポート対応の質や遅れによって発生した損失は、そのままビジネスの損失に直結するかもしれません。よって、サポートの対応内容や時間が充実している法人回線は多いです。

4.専用回線の導入で混雑の影響を受けにくい

一般的な個人契約での光回線は「共有型」という回線を使用しています。共有型は1本の回線を複数のユーザーで共有するため、安価なのが魅力ですが、アクセスが集中した場合には速度が下がってしまいます。例えるなら、渋滞の道路で車がほとんど進まなくなってしまうような状態です。

しかし、法人契約には専用回線を使う「専有型」という方式があります。これは文字通り、自分専用の回線なので、他者の利用による影響を全く受けません。Web会議などを利用する際には、データのやりとりも増えるので、安定した速度が出せる回線が理想です。業務をスムーズに行う観点からも、回線方式はしっかりと確認しておきましょう。

5.領収書が発行される

個人契約の場合には、クレジットカードでの支払いとなり、領収書は発行されません。しかし、法人契約では個人とは違い、領収書を発行してもらえます。事業として、インターネットを使うことは多いため、税申告の際に領収書があれば「経費」として扱えます。

光熱費同様に、月々の固定費としては大きいものなので、コスト面でも重視しておくべき要素です。

光回線を法人契約する場合に注目すべき5つのポイント

光回線を法人で契約する場合には、いくつかポイントとなる箇所があります。事前にしっかりと確認せずに契約してしまうと、様々なデメリットによって業務に支障が出る可能性もあります。

そこでここからは、事前にチェックするべきポイントを紹介します。導入前に自社に必要な部分を確認し、ぜひ参考にしてみて下さい。

1.対応エリア

光回線には様々な回線業者がありますが、それぞれ提供エリアが異なります。回線速度やサービス内容も重要ですが、エリアに対応していなければ、そもそもサービスを利用できません。

まず初めに、自社で導入しようとしている回線の提供エリアが対応しているかを確認しましょう。提供エリアは、各光回線サービスの公式サイトで確認できます。エリアに対応しているものをいくつか候補としてリストアップし、その中から希望する条件を元に絞っていくとよいでしょう。

2.回線速度

ビジネス用途であれば、回線速度は重要な要素です。業務内容によっては、大容量のデータのやりとりをすることもあるかもしれません。このような場合は回線速度が業務効率に直結します。

たいていの光回線では下り最大1Gbpsとなっていますが、中には2Gbpsのものもあります。ただし、多くは「ベストエフォート方式」といい、あくまで理論的に可能な速度を示しているので、実測値では公称値よりも劣ることがあるでしょう。

そのような場合には「帯域保証」や「帯域優先」などが付与されているかも重要なポイントです。これらは回線混雑時であっても定められた速度の保証や、速度確保のためにデータ通信を優先してくれるサービスです。導入の際には、最大速度だけでなく、このような点も確認しておくとなお良いでしょう。

3.回線の提供タイプ

インターネット回線には「共有型」と「専有型」の2種類があります。

共有型はその名の通り、複数人で1つの回線を使用します。共有で利用するため、料金が安いのが魅力ですが、アクセスが集中した場合には回線速度が落ちてしまうのがネックです。

一方の専有型は、自分専用の回線です。共有型とは違い、他者の通信状況による影響を受けません。ECサイトなどで自社商品やサービスを販売しているような場合は、安定した通信環境の専有型がおすすめです。

4.サポート体制

インターネットには様々なトラブルが付き物です。物理的な問題にせよ、システム的な問題にせよ、利用していれば何かしらのトラブルに見舞われることがあります。

個人の利用であれば、私的なデータなどに被害は留まります。しかし、法人での利用となれば、回線トラブルの深刻度合いによっては多大な損失を被り兼ねません。もしもの時に慌てずに済むように、対応可能時間や内容は事前にしっかりと確認しておきましょう。

5.料金

ある程度候補をリストアップしたら、判断基準として「料金」を比較しておきましょう。光回線サービスは、全国各地で様々な回線業者・プロバイダが存在します。提供する回線の速度や、付帯サービスは似たようなものが多くありますが、実は必ずしも料金が同じ訳ではありません。

場合によっては、似たような提供内容なのに1,000円以上の価格差が発生していることもあります。望む回線スペックやサービスを満たすものが複数出てきた場合には、しっかりと料金を比較した上で検討しましょう。

法人契約の際に知っておきたい3つの注意点

法人契約では、導入前にいくつか知っておきたい注意点があります。業務で使う回線なので、きちんと確認しなかったがために何かしらの支障が出た場合、業務効率を落としたりすることもあります。

そこでここからは、事前に押さえておくべき注意点を3つ紹介します。導入後に不要なトラブルを避けるためにも、しっかりと確認しておきましょう。

1.速度制限の有無

光回線は基本的に月間のデータ通信量が無制限となっているものがほとんどです。しかし一部の回線サービスや、提供しているプランによっては、月間データ容量の上限が設けられており、速度制限がかかる場合があります。

こうした注意事項は多くの場合、カタログやサービス紹介ページに記載されていますが、見落とさないように注意しましょう。もしも不安な場合には、導入前に提供会社へ問い合わせるのがおすすめです。

2.開通時期がいつになるか

個人契約の場合であれば、光回線開通にはたいてい1か月ほどの時間がかかります。法人の場合も同じく、回線が整備されて実際に使えるようになるまでには、ある程度の時間がかかるため、事前に回線業者にしっかりと確認しておきましょう。

また導入のために、オフィスが入っているビルで大規模な回線工事が必要になることもあります。工事日数によっては、管理会社への連絡が必要になることもあるので、工事日程等のスケジュールは事前に把握しておきましょう。ある程度の目安を把握しておけば、その後の業務の流れもスムーズになります。

3.支払い方法

毎月の支払い方法も重要なポイントです。たいていの場合、法人契約には以下の支払い方法が用意されています。

・口座引き落とし
・クレジットカード決済
・請求書払い

この中から、自社の希望する支払い方法を選ぶようになりますが、回線業者・プロバイダによっては対応していないものもあります。中には請求書払いに対応していない業者もあるので、導入前にしっかりと確認しておきましょう。

おすすめの法人用光回線

個人での利用とは違い、会社で使う回線は業務の効率に直結するので、どのサービスを選ぶのかは非常に重要です。そこでここからは、イッツコムで提供している法人用契約におすすめの光回線を2つ紹介します。

法人用の回線をお探しの方は、ぜひともイッツコムが提供する高品質な光回線サービスをご検討下さい。

1.イッツコム光接続

『イッツコム光接続』はイッツコムの法人用光回線サービスです。

主な特徴は以下の通りです。

・下り最大2Gbps、上り最大1Gbps
・プロバイダサービスと一括提供
・安心のサポート体制

中でも回線速度が「下り最大2Gbps、上り最大1Gbps」となっているのは注目です。昨今ではコンテンツのデータ量が増加傾向にあり、スムーズな通信のためにも相応の回線速度が求められますが、イッツコム光接続なら十分に対応可能です。

さらに、安心のサポート体制を備えている点も魅力です。多くの回線サービスでは、回線業者とプロバイダが別々の契約になっており、何かトラブルが起きた際にも、双方へ連絡が必要になります。

しかしイッツコムでは、回線とプロバイダサービスを一括提供しているので、問い合わせ窓口は1つです。トラブルが起きた際の問題の切り分けや連絡もスピーディーなので、日々の業務において安心してご利用いただけます。

2.専用線インターネット接続サービス

『専用線インターネット接続サービス』には以下の特徴があります。

・通信速度は最大1Gbps
・専用線での提供なので、他者のアクセス状況に左右されない
・複数の固定IPアドレスが利用可能

中でも「専用線での提供」は注目ポイントです。一般的な回線では1本の回線を複数の利用者でシェアしますが、アクセスが集中した場合に速度が落ち、ここぞという場面で必要な速度が確保できないことがあります。しかし専用線であれば他者の通信状況に左右されず、どんな場面でも安定した通信が可能です。

また、固定IPアドレスも必要数提供されます。商品・サービス提供のためのWebサイトを運営する場合には必ず必要になるので、自社コンテンツをお持ちのお客様は、ぜひご利用下さい。

イッツコムなら光回線以外のサービスも充実

イッツコムでは光回線以外にも便利なサービスを多数ご用意しています。インターネットと合わせて導入することで、より便利・快適な業務環境の実現が可能です。

ここからは、おすすめのイッツコムサービスを3つ紹介します。日々の業務を、より効率的かつ快適なものにするために、ぜひともお役立て下さい。

1.box

『box』は容量無制限のクラウドストレージサービスです。

box内に保存してあるデータは社内外問わず、スマホからでも瞬時にアクセスできるので、営業先で急遽資料が必要になっても、もう慌てる必要はありません。また、米国政府機関が使用するほど強固なセキュリティを備えているので、安心してお使いいただけます。

2.ホットプロファイル

日々の営業活動で増えていく名刺管理にお困りではないでしょうか。そんな時には『ホットプロファイル』の出番です。ホットプロファイルなら、名刺をスキャンするだけで、自動的に顧客データベースを作成してくれます。

また、SFA機能も備わっており、作成されたデータベースとの連携で、より効率的な営業をサポートします。ぜひ、日々の営業活動にお役立て下さい。

3.Zoom

世界的なテレワークの導入に流れによって、Web会議も一般的になってきました。『Zoom』は世界で最もスタンダードなWeb会議ツールです。しかし海外のサービスなので、サポート面で不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そこでイッツコムのZoomライセンスには「日本語対応サポート」をお付けしました。万が一のトラブルの際にも、安心してご利用いただける、イッツコムのZoomライセンスをぜひご利用下さい。

まとめ

光回線の法人契約は個人契約と異なる点がいくつかあります。導入にあたっては、以下のポイント判断材料として検討しましょう。

・対応エリア
・回線速度
・回線の提供タイプ
・サポート体制
・料金

また、おすすめのサービスはイッツコムが提供する『イッツコム光接続』『専用線インターネット接続サービス』がおすすめです。イッツコムの快適なインターネットサービスを、日々の業務効率化の一歩としてお役立て下さい。