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Zoomを使うには?主な機能や参加・主催の方法を分かりやすく解説

Zoomはオンラインミーティング機能をベースに、チームチャット機能やホワイトボード機能なども統合された、コミュニケーション・コラボレーションのプラットフォームです。有料アカウントを取得すればミーティングの時間制限がなくなり、最大1万人参加のウェビナーも運用できます。

この記事では、Zoomについてより理解を深めたい方向けに、Zoomの魅力や参加方法、主催方法について紹介します。

Zoomとは?

働き方改革やコロナ禍で普及が加速したWeb会議システム「Zoom」は、企業面接、オンラインミーティング、ウェビナー・オンライン授業など、さまざまな非対面コミュニケーションに活用されています。

チームチャットやホワイトボードなど関連機能も続々と追加されており、ユーザーは無料アカウントでも豊富な機能を利用可能です。

大規模なオンラインミーティングやウェビナーができる

米国発のZoomは国内外で圧倒的シェアを誇るWeb会議システムです。ビジネスや教育現場など、幅広いシーンでのコミュニケーションツールとして採用されています。100名以上が参加できるオンラインミーティングツールや、最大1万名が参加できるウェビナー(オンラインセミナー)ツールもあります。

ホスト(主催者)がZoomのサーバ内にコミュニケーションのためのスペースを開設し、招待されたユーザーはアプリやWebブラウザから参加する仕組みです。

【関連記事:Zoomウェビナー参加者はカメラを使用不可?最適なコミュニケーション方法とは】

チームチャットやホワイトボードなど関連機能も豊富

ZoomはWeb会議システムとして開発されましたが、相次ぐ機能追加により、総合的なコミュニケーションツールとして利便性が高まっています。

例えば、ミーティング前後に使えるビジネスチャット機能の「Zoom Team Chat(チームチャット)」や、Zoomクラウド上でアイデアを共有できる「Zoom Whiteboard(ホワイトボード)」などです。Gmailまたは職場や学校のMicrosoft 365アカウントを登録し、Zoomアプリ内で既存のメールやカレンダーを使うこともできます。

さらに、BoxやJiraといった外部のクラウドストレージや、プロジェクト管理ツールなどとの連携も可能です。複数アプリを行き来する作業負担が減ることで、生産性向上や業務効率化などにつながります。

【関連記事:グループチャットとは?作り方やメリット、Zoom Chatの使い方を解説】
【関連記事:Zoomホワイトボードの使い方!従来のホワイトボードとどう違う?】

ZoomとSkypeの違いは?なぜZoomが主流?

個人間のコミュニケーションにSkypeを使っている方も多いでしょう。Microsoftが提供するSkypeは、無料でチャットや音声通話・ビデオ通話ができるツールです。格安料金で固定電話や携帯電話に通話を発信することもできます。

メインの機能は1対1のコミュニケーションに関するものですが、最大100名までの音声またはビデオによるWeb会議に利用することもでき、個人ユーザーや小規模ビジネスに重宝されるツールです。

ただしZoomのようなエンタープライズレベルの機能はなく、大規模なオンラインミーティングやウェビナーには対応できません。法人向けのSkype for Business Onlineは2021年7月31日にサービスを終了しており、より高度なWeb会議のニーズに対応するなら別のツールを検討する必要があります。

Zoomミーティングの参加や主催に必要なもの

ZoomはWindows PCやMacの他、iPhone/iPadやAndroidでも利用できます。ユーザーはZoomアプリがあればミーティングにもウェビナーにも参加できますが、ウェビナーの主催には有料ライセンスが必要です。ここでは、Zoomの基本機能を利用するために必須となる準備を解説します。

【関連記事:もう迷わないZoomウェビナーの使い方!設定や便利機能を詳しく解説】

PCでZoomを利用する準備

ZoomはPCとインターネット回線、無料のZoomデスクトップクライアントがあれば利用できます。PC関連の必須機器は以下3つです。

・Webカメラ:自身の顔を映してミーティングに参加する場合に必要
・マイク:自身の声を参加者に届けるために必要
・スピーカー:参加者の声を聴くために必要

これら全てが内蔵されているノートPCなどを利用する場合、機器の購入は必要ありません。内蔵されていない、または画質・画角・音質などに問題がある場合、外付けWebカメラやヘッドセットを用意しましょう。

スマホやタブレットでZoomを利用する準備

iPhone/iPadやAndroid端末でZoomを利用する場合、デバイス本体にカメラ・マイク・スピーカーが内蔵されています。他に必要なものはモバイル回線のみです。ただし手持ちだと映像のブレなどが問題になりやすいため、スマホスタンド・タブレットスタンドを用意することをおすすめします。

スマホ・タブレットならではの利点として、ミーティング中に前面カメラ(インカメラ)と背面カメラ(アウトカメラ)を切り替え、建設現場やイベント会場の様子を中継することも可能です。

【初回】Zoomミーティングに参加する方法

PCでもスマホやタブレットでも、無料のZoomアプリがあればミーティングにもウェビナーにも参加できます。ウェビナーの場合は参加時にメールアドレスの入力も求められますが、操作の手順はミーティングに参加する場合と同様です。

【関連記事:Zoomミーティングの参加方法や機能・使い方と有料版・無料版の違いを解説】

PCから参加

Windows PCやMacからZoomミーティングを利用する場合、参加するだけならアカウント取得は必要ありません。サインアップせずに参加する手順は以下の通りです。

1.ホストから送られた招待メールなどに記載された、招待URLをクリックする
2.初めてZoomを利用する場合、自動的にZoomデスクトップクライアントのインストーラーのダウンロードが始まる
3.ダウンロードされた実行ファイルを開く
4.インストールが完了するとZoomデスクトップクライアントが起動する
5.ポップアップしたウィンドウに名前を入力し、[ミーティングに参加]をクリックする
6.[コンピューターでオーディオに参加]をクリックするとミーティング参加

スマホやタブレットから参加

iPhone/iPadやAndroid端末でZoomミーティングを利用する場合、PCの場合と同じく、参加するだけならアカウント取得は不要です。

1.iPhone/iPadの場合はApp Storeから、Android端末はGoogle Playストアから、「Zoom – One Platform to Connect」を検索し、ダウンロード・インストールする
2.インストールが完了したらZoomモバイルアプリを起動する
3.サインインせずに参加する場合は[ミーティングに参加する]をタップする
4.名前(表示名)と、ホストから送られた招待メールなどに記載されたミーティングIDを入力し、[参加]をタップする
5.システムダイアログの[Wi-Fiまたは携帯のデータ]をタップし、ミーティング参加は完了

【2回目以降】Zoomミーティングに参加する方法

ミーティングの初回参加時にZoomアプリをインストールしているため、2回目以降の参加方法はシンプルです。招待URLをクリック/タップするだけで、スムーズにZoomアプリを立ち上げて参加できます。またZoomデスクトップクライアントからミーティングIDを入力して参加することも可能です。

PCで招待URLから参加

Windows PCやMacで2回目以降にZoomミーティングに参加する場合、Zoomデスクトップクライアントのインストール作業をスキップできます。招待URLから参加する手順は以下の通りです。

1.ホストから送られた招待メールなどに記載された、招待URLをクリックする
2.[Zoom Meetingsを開きますか?]というシステムダイアログが表示されたら、[Zoom Meetingsを開く]をクリックする
3.Zoomデスクトップクライアントが起動する
4.ポップアップしたウィンドウに名前を入力し、[ミーティングに参加]をクリックする
5.[コンピューターでオーディオに参加]をクリックするとミーティング参加

PCでミーティングIDを入力して参加

ZoomデスクトップクライアントからミーティングIDを入力して参加する方法もあります。

1.Zoomデスクトップクライアントを起動する
2.[ミーティングに参加する]をクリックする
3.名前(表示名)と、ホストから送られた招待メールなどに記載されたミーティングIDを入力し、[参加]をクリックする
4.[コンピューターでオーディオに参加]をクリックするとミーティング参加

スマホ・タブレットで招待URLから参加

iPhone/iPadやAndroid端末で2回目以降にZoomミーティングに参加する場合、すでにZoomモバイルアプリがインストールされています。この場合、招待URLをタップすると参加がスムーズです。

1. ホストから送られた招待メールなどに記載された、招待URLをタップする
2.Zoomモバイルアプリが起動する
3.名前(表示名)を入力し、[参加]をタップする
4.システムダイアログの[Wi-Fiまたは携帯のデータ]をタップし、ミーティング参加は完了

Zoomミーティングを主催する方法

Zoomミーティングを主催する場合、ホストにはアカウント登録が必要です。基本機能を利用するだけなら無料アカウントで問題ありませんが、40分の時間制限には注意しましょう。またZoom内ビジネスチャット機能の「チームチャット」から、ミーティング開催と同時に複数メンバーを自動的に招待することもできます。

【関連記事:【Zoomの使い方】ホストとしてミーティングを開催・管理する方法】

PCで[新しいミーティング]から開催

Windows PCやMacでZoomミーティングを主催する手順は以下の通りです。

1.Zoomデスクトップクライアントを起動する
2.[無料でサインアップ]をクリックする
3.メールアドレスとパスワードを入力するか、SSO・Googleアカウント・Facebookアカウントのいずれかでサインイン
4.[ホーム]タブの[新しいミーティング]をクリックしてミーティングを開始する
5.メニューの[参加者]→[招待]の順にクリックし、参加者を招待する

PCで[チームチャット]から開催

Zoomにサインインすると、チームチャットからミーティングを開始することもできます。

1.Zoomデスクトップクライアントを起動する
2.[チームチャット]タブをクリックする
3.連絡先またはチャネルの名前を選択してチャットを開く
4.ビデオカメラボタンをクリックすると、ミーティングが開始され、グループチャットまたはチャネルのメンバー全員が招待される

スマホ・タブレットで[新規ミーティング]から開催

iPhone/iPadやAndroid端末でZoomミーティングを主催する手順は以下の通りです。

1.Zoomモバイルアプリを起動する
2.[サインアップ]をタップする
3.メールアドレスとパスワードを入力するか、SSO・Googleアカウント・Facebookアカウントのいずれかでサインイン
4.[新規ミーティング]をタップしてミーティングを開始する
5.メニューの[参加者]→[招待]の順にタップし、参加者を招待する

スマホ・タブレットで[チームチャット]から開催

スマホやタブレットでもPCと同様に、チームチャットからZoomミーティングを開始できます。

1.Zoomモバイルアプリを起動する
2.[チームチャット]タブで、1対1のチャット、グループチャット、チャネルのいずれかをタップする
3.ビデオカメラボタンをタップすると、ミーティングが開始され、グループチャットまたはチャネルのメンバー全員が招待される

Zoomを使いこなす有料アカウント契約ならイッツコム!

Zoomは無料でミーティングの主催・参加ができますが、ホストが無料アカウントユーザーの場合、ミーティング時間は40分に制限されます。アカウントの保持期間が長い場合、40分経過後の連続開催もできません。

プロ以上の有料ライセンスを取得すれば、100名以上参加のミーティングを実質無制限(30時間/1回)で開催できます。ウェビナーアドオンを購入すると最大1万名参加のZoomウェビナーの開催も可能です。参加者はミーティングもウェビナーも無料で利用できます。

イッツコムなら日本語サポート込みの有料版Zoomを、プロ1ライセンスから契約可能です。管理者向けのマニュアルも豊富で、有料版Zoomを安心して利用開始できます。

【関連記事:【2023年最新】Zoom無料版の機能制限や有料版との違いを解説】

まとめ

Zoomはオンラインミーティング機能をベースに、チームチャット機能やホワイトボード機能なども統合された、高機能なWeb会議システムです。有料ライセンスを取得すればミーティング時間の制限は解除され、最大1万人参加のZoomウェビナーも運用できます。

イッツコムならプロ1ライセンスの最小規模から、エンタープライズプランによる大規模運用まで、幅広いニーズに対応可能です。有料版Zoomの導入をお考えなら、運用・管理もきめ細やかにサポートできるイッツコムにご相談ください。