「引っ越し先でのインターネット接続はどうしたらよいのだろう」「新しくインターネット環境を構築する際に気を付けることは」など、引っ越し先でのインターネット利用に関する疑問をお持ちではないでしょうか。
今のお住まいで光回線などのインターネット環境を利用している場合と、引っ越し後にまったく新しくインターネット環境を構築する場合では、必要な手続きが異なります。
そこでこの記事では、引っ越し先でインターネット環境を構築する際に必要な手続きや注意すべき点などについて解説します。新しい住まいで快適にインターネットを利用するために、この記事を参考にしてください。
目次
インターネット環境を構築する際に行うこと
自宅でインターネット環境を構築するためには、下記の業者と契約する必要があります。
- インターネット回線を提供する回線事業者
- インターネットサービスを提供するプロバイダ
「回線事業者」は、ケーブルテレビや ADSL 、光回線などインターネットに接続するための回線を提供する事業者です。これに対して「プロバイダ」は、回線をインターネットに接続するためのサービスを提供します。
最近では、「回線事業者」と「プロバイダ」をセットにして、別々で申し込みをしなくても済むサービスが増えています。
今のお住まいでPCなどを使ってインターネットに接続している場合は、まず引っ越し先で現在の回線事業者を引き続き利用できるかWebサイトなどで確認します。そのうえで、下記のどちらにするか検討しましょう。
- 現在利用している回線事業者をそのまま使う
- 新しい回線事業者に申し込む
詳しくは後述する「引っ越し先でインターネット環境を構築する際の流れ」を参考にしてください。
インターネット回線の種類
ここでは、インターネット回線の種類とそれぞれの特徴について解説します。現在、どの回線を使ってインターネット接続をしているか確認し、切り換える必要があるかどうか検討しましょう。
光回線
光回線は通信速度が速く、通信状態も安定しています。通信量の制限がない場合が多く、テレワークで大量のデータのやりとりをしたり、動画視聴サービスを利用したりする際も、安心して使えます。
現在、光回線を利用している場合、引っ越し先が契約している回線事業者の対応エリア・建物かどうかを確認しましょう。対応していれば、移転手続きをすることで継続利用が可能です。しかし、対応していない場合は解約して、新しい回線事業者と契約する必要があります。
また光回線の場合、無線LANルーターを利用することで、自宅でWi-Fiを使えるようになります。
ADSL回線
ADSL回線は、電話線を利用してインターネットに接続する回線です。すでにADSL回線の新規申し込みは終了しています。
さらに、ADSL回線サービスは2023年に終了する予定です。現在、ADSL回線を利用しているのであれば、光回線への切り換えを検討しましょう。
無線回線
無線回線は、Wi-Fiを利用する回線です。コンセントに繋ぐだけで利用できる据え置き型のホームルーターやポケットWi-Fiなどの種類があります。
無線回線は、工事なしで手軽に使えるのがメリットです。ただし、通信量に制限を設けていることが多く、大量のデータ送受信には向いていません。
引っ越し先でインターネット環境を構築する際の流れ
引っ越しの際に新しくインターネット環境を構築するにあたっては、まずどのようにインターネットを使うのか検討しましょう。そのうえで、自身の利用目的に合った物件・回線事業者・プロバイダを選ぶことが大切です。
ここでは、現在の住まいでインターネットを利用している方が、引っ越し先でインターネット環境を構築する際の流れを解説します。
引っ越し先でインターネットをどのように使いたいか考える
引っ越し先で、どのようにインターネットを利用するのか考えましょう。頻繁に以下のような使い方をする場合は、安定した状態で大容量通信のできる環境が必要です。
- 動画視聴サービスを利用する
- テレワークで大量のデータ通信を行う
- 家族が同時にインターネットを利用することが頻繁にある
引っ越し先のエリアに対応している回線事業者を確認する
引っ越し先のエリアに対応している回線事業者を確認しましょう。また、対応エリアでも建物によっては、対象外の場合があるので注意してください。
エリアや建物が対応しているかどうかは、回線事業者のホームページやカスタマーサポートなどから確認可能です。
継続利用する場合は移転手続きを行う
現在利用している回線事業者を継続して利用する場合は、移転の手続きを行います。移転先の状況によっては契約プランが変更になることもあるので、よく確認してください。
新規で回線事業者と契約する
引っ越し先が現在利用している回線事業者のエリア外だったり、回線事業者を切り換えたりする場合は、以下の手続きを行います。
- 現在の回線事業者に対する解約手続き
- 新しい回線事業者との契約手続き
モデムやルーターなど回線事業者からレンタルしている機器がある場合は、解約時に返送します。解約する際に違約金が発生する場合があるので、契約内容を確認したうえで手続きを進めましょう。
継続利用・新規契約に関わらず、引っ越し先で回線の開設工事が必要になる場合があります。すぐにインターネットを利用したいのであれば、早めに回線事業者に連絡し、工事日の日程を調整しておきましょう。
マンション・アパートのインターネットの速度が遅くなる原因
「自宅のマンションで使っているインターネットが遅い」と感じている方がいるのではないでしょうか。マンションやアパートで導入しているインターネット回線は、さまざまな原因で遅くなっている場合があります。
ここでは、マンション・アパートのインターネットの速度が遅くなる原因を解説します。
回線の利用者が多い
インターネットの速度が遅くなる原因としてまず考えられるのは、回線の混雑です。特にマンションやアパートなど集合住宅の場合、1本の回線を共有しているため多くの人が同時にインターネットを利用すると、通信速度が遅くなる傾向があります。
回線利用者数が速度低下の原因である場合、曜日や時間帯が変われば速度が回復する可能性があります。気になる方は通信速度を計測するフリーソフトや無料アプリを使って確認してみるといいでしょう。
部屋までの配線方式が光回線ではない
集合住宅では、各部屋までの配線方式に光配線、LAN配線、VDSL配線の3種類があります。通信速度が最も速いのは光配線で、最も遅いのがVDSL配線です。新しい建物では最初から光配線を組み込んでいるものが多くなっていますが、古い建物ではLAN配線やVDSL配線を使っているものが少なくありません。
引っ越し先で高速・大容量のインターネット環境を必要とする方は、事前に配線方式を確認しておくといいでしょう。
プロバイダ側の問題
接続サービスを提供しているプロバイダに問題がある場合も考えられます。プロバイダ側の問題で通信速度が低下する原因は主に以下の3つです。
- 機器が古い
- 利用している人が多すぎる
- 新しい通信規約に対応していない
インターネットでは、以前からあるIPv4(PPPoE)とより新しいIPv6(IPoE) という2つの通信規約が使われています。通信速度を比較すると、新しい規約であるIPv6(IPoE)のほうが高速です。通信速度が気になる方は、現在利用しているプロバイダが、IPv6(IPoE)に対応しているかどうか確認することをおすすめします。
引っ越しで新しくネット環境を構築するならイッツコムにお任せ
「引っ越しを機に新しいインターネット回線に乗り換えたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。回線を乗り換えるのであれば、イッツコムにお任せください
イッツコムは、高速通信可能なインターネット回線だけでなく幅広い用途に対応したサービスを取り扱っています。
最大速度2Gbpsの高速通信
イッツコムが提供するインターネット回線は、最大速度2Gbpsの高速通信を実現しています。テレワークでのオンライン会議や大容量ファイルのダウンロードなどの作業も安定して行えるでしょう。もちろん、オフの時間には動画視聴サービスなどを快適にお楽しみいただけます。
お住まいの地域や建物にあったさまざまなプランを用意しています。回線の工事や機材の設置もすべて弊社が行いますので、引っ越しを機にぜひイッツコムをお試しください。
イッツコムなら電気やガスも契約可能
イッツコムでは電気やガスのサービスも取り扱っています。東急パワーサプライが提供する「東急でんき・ガス」にイッツコムを通して加入が可能です。
インターネットサービスと「東急でんき」を同時にご利用いただくと、電気料金が最大935円(税込)お安くなるサービスがあります。インターネットだけでなく、電気やガスなどのインフラ周りもお得な料金で利用できます。
まとめ
引っ越し先のエリアや建物の状況によって、インターネット環境を構築する方法は異なります。引っ越し先でのインターネット利用を重視するならば、自分の使い方に合ったインターネット環境を構築できる物件や回線事業者・プロバイダを選びましょう。
引っ越しや移転で新しくインターネット環境を構築する際は、イッツコムのサービスをご利用ください。最大速度2Gbpsの高速通信を実現しており、快適にインターネットをお使いいただけます。
また、インターネット回線だけでなく、電気・ガスなどさまざまなサービスも取り扱っています。インターネットに関する心配やお悩みがあれば、気軽にイッツコムまでお問い合わせください。