インターネット回線の種類とは！それぞれのメリット・デメリットを解説

「インターネット回線にはどのような種類があるのだろう 」「それぞれのメリットやデメリットが知りたい」とお考えではないでしょうか。せっかくインターネット回線を導入するのであれば、 自分に合ったサービスを選びたいものです。

本記事ではインターネット回線の種類と、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。今後インターネット回線を導入しようと考えているのであれば、記事を参考にして自分にぴったりの回線を選びましょう。

インターネット回線の種類は大きく分けて2つ

インターネット回線の種類は大きく分けて、「有線タイプ」と「無線タイプ」の2種類です。それぞれ導入方法やメリットが異なるため、ライフスタイルに合うインターネット回線を導入しましょう。

有線タイプ

有線タイプとは、導入するにあたって開通工事を行う回線です。有線タイプとしてよく使われている「光回線」は、開通工事後に無線ルーターを使用することで、端末と有線で接続をしなくても利用できます。

そのため光回線を無線タイプと勘違いされがちです。分類上は、自宅まで有線でケーブルを引き込んでいるので有線タイプとなります。有線タイプは「特定の場所まで有線で回線を引き込むもの」だと考えるとイメージしやすいでしょう。

無線タイプ

無線タイプとは、開通工事をしなくてもよい回線です。「ポケットWi-Fi」やスマートフォンでの「テザリング」が該当し、端末との物理的な接続を必要としません。開通工事を行わないため、有線タイプよりも手軽に導入できるのが特徴です。

有線タイプの3種類とは

有線タイプは「光回線」「CATV」「ADSL」の3種類があります。家族構成や使用目的によって導入すべき回線が異なるので、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

・光回線
・CATV
・ADSL

光回線

光回線は現在主流となっているインターネット回線です。ガラス素材やプラスチック素材に光を反射しながらデータを送る「光ファイバー」 を利用して通信しています。

光という名の通り、ほかの有線タイプの回線と比較すると、通信速度が速いことが大きなメリットです。速度が速く安定して通信できるため、特に家族で使用する際に向いています。

CATV回線

CATV回線は「Community Antenna Television（コミュニティー・アンテナ・テレビジョン）」もしくは「Cable Television（ケーブル・テレビジョン）」の略で、テレビ線を利用したインターネット回線です。

通常テレビは、建物ごとに設置したアンテナで放送を受信します。一方、CATVでは大型アンテナのある受信設備で放送を受信して、ケーブルを用いて各戸に配信する仕組みです。CATV回線は、このケーブルを使ってインターネットに接続しています。

ADSL

ADSLはアナログ電話回線を利用する方式で、光回線が主流となる前に利用されていました。光回線が主流となってからは、新規でADSLを導入する方は減少しています。

また、ADSLは現在NTT東日本・西日本とソフトバンクが提供していますが、 最終的には2024年3月末で 廃止・終了する予定です。

無線タイプの2種類とは

無線タイプは、「ポケットWi-Fi」と「テザリング」の2種類があります。無線タイプは回線工事を必要としません。手軽に導入してインターネット環境を整えられます。

「ポケットWi-Fi」は持ち運びに便利で、外出先での利用や移動しながらの利用に適しています。「テザリング」はスマートフォンでモバイルデータ通信を共有する方式です。2種類について詳しく見ていきましょう。

ポケットWi-Fi

ポケットWi-Fiは回線工事を行うことなく、端末をレンタルまたは購入してインターネット環境を整えられます。通信端末は小型なものが多いため、 持ち運びをして外出先でもWi-Fi接続できるのが特徴です。

地下施設や遮蔽物が多い場所では電波が届きにくく、有線タイプに比べると通信が不安定になりやすいので注意しましょう。

テザリング

テザリングはスマートフォンなどに備わっている機能の一つです。モバイルデータ通信を利用して、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続できます。普段使用するスマートフォンでインターネットに接続できるのが特徴です。データ容量に上限があることが多いモバイル通信を共有するため、 制限に注意する必要があります。

有線タイプのメリット

有線タイプのメリットは、主に以下の3点です。

・通信速度が速い
・安定して通信できる
・同時に接続できる台数が多い

いずれも自宅をメインとしてインターネットを利用したい場合の強みとなります。安定した通信で快適にインターネットを利用したい方には、有線タイプがおすすめです。

通信速度が速い

無線タイプと比較して、有線タイプは通信速度に優れています。特に光回線は回線事業者側で電気信号を光信号に変換して、大量のデータを送受信することも可能です。

安定して通信できる

有線タイプは直接ケーブルを自宅に引き込んで通信を行う仕組みとなっています。したがって、通信が安定していることがメリットです。接続端末との通信が途切れにくく、快適にインターネットを利用できます。ケーブルを利用することにより、障害物などの影響を受けにくい点が特徴です。

Web会議やオンラインゲームなど、リアルタイムの接続が重要なコンテンツを利用している際には、有線の安定性は大きなメリットになります。

同時に接続できる台数が多い

有線タイプは安定した通信ができるため、同時に接続できる端末が多いこともメリットです。光ファイバーケーブルによって大容量のデータ送受信ができるため、同時に複数端末を接続しても安定しています。機種によっては、理論上245台まで接続できるタイプも存在するほどです。

有線タイプのデメリット

有線タイプの回線は通信速度が速く、安定した通信ができるなど数多くのメリットがあります。一方でデメリットも存在するので、デメリットの内容を確認しておくことも大切です。有線タイプの主なデメリットとしては以下の2点が挙げられます。

・開通工事が必要
・LANケーブルが必要

開通工事が必要

有線タイプの場合は回線を引き込むための開通工事が必要です。そのため開通工事に費用がかかったり、開通までに時間がかかったりすることがデメリットになります。

もともとマンションで回線が導入されており、あとは各部屋に回線を引き込むだけなら、必要なのは宅内の工事のみです。回線が導入されていないマンションや戸建ての場合は屋外工事も必要になるため、さらに時間がかかります。

LANケーブルが必要

有線タイプの回線は、直接パソコンに接続したり回線と無線ルーターを接続したりする際にLANケーブルを使います。そのため、どうしても物理的な問題が生じることがデメリットです。 配線がゴチャゴチャしたり、ケーブルが破損したりするトラブルが考えられます。

無線タイプのメリット

無線タイプのメリットには、以下の2点が挙げられます。

・配線が不要
・持ち運びがしやすい

無線タイプは、工事などの手間をかけたくない方に選ばれている回線です。 特に一人で利用する場合や外出が多い方にとって便利な回線で、以下のようなメリットがあります。

配線が不要

開通のための工事を必要としないポケットWi-Fiやテザリングは、 簡単な設定でインターネットを利用可能です。 電波を無線で受信して無線で発信するという方法なので、配線なしで使えます。無線タイプなら「LANケーブルの用意」「工事日程の調整」「ルーターを設置する場所選び」といった手順を省略できるので、工事の手間をかけたくない場合にも適した選択肢です。

持ち運びがしやすい

ポケットWi-Fiは小型タイプが多く、手軽に持ち運びできるという特徴があります。自宅以外で手軽にインターネットを利用できるため、出張や旅行などのシーンでの使用に便利です。外出先でパソコンやタブレットをインターネットにつなげたいという場合は重宝するでしょう。

無線タイプのデメリット

無線タイプのデメリットには、主に以下の2点が挙げられます。

・電波が届きにくい場所がある
・通信速度が不安定になりやすい

建物の中で、常に安定した状態で使いたい場合には不便に感じられるかもしれません。

電波が届きにくい場所がある

無線タイプは壁などの障害物・遮蔽物に弱く、 家のなかでも届きにくい場所が発生する可能性があります。特に地下施設などでは、インターネット接続が不安定になる、もしくは接続できないという状態になるかもしれません。持ち運びできることが無線タイプのメリットですが、場所によっては快適に使用できないので注意しましょう。

通信速度が不安定になりやすい

無線タイプは有線タイプと比較して、通信が不安定になりやすいことがデメリットです。無線で電波を受信するという性質上、回線事業者の基地局からの距離や障害物などの影響を大きく受けてしまいます。回線事業者が提示しているエリア内であっても、場所によっては電波がうまく受信できないことがあります。

有線の光回線を契約するならイッツコム

有線タイプのインターネット回線を契約したいと考えている方には、イッツコムのサービスがおすすめです。イッツコムでは高速な光回線をはじめ、電気やガスなどの生活に必須なサービスが多数展開されています。イッツコムが提供しているサービスの種類は以下の通りです。

・イッツコムひかり
・東急でんき＆ガス

イッツコムひかり

「イッツコムひかり」には、 戸建て住宅に住んでいる方、集合住宅に住んでいる方に分けた7種類のコースがあります。下り最大通信速度30Mbps～2Gbps（集合住宅の場合は600Mbps）の間で自分の利用スタイルに応じたプランを選択可能です。さらにIPv6規格に対応し、安定した通信ができるという特徴があります。仕事で使う場合など、安定した通信環境が必要な場合でも安心です。

全てのプランには、回線をインターネットとつなげる役割を担うプロバイダの料金が含まれています。契約先をひとまとめにできるうえに、お得に契約できるのがイッツコムの魅力です。

※関連ページ：インターネットサービスのコース・ご利用料金

東急でんき＆ガス

イッツコムは東急パワーサプライの販売代理店をつとめており、「東急でんき＆ガス」サービスとインターネット回線をまとめて契約できます。まとめて契約することで、月々の利用料金の割引を受けられるのでお得です。電気やガスの検針票があればWebから簡単に手続きができます。回線の切り替えと同時に、電気やガスの見直しも検討してみてはいかがでしょうか。

※関連ページ：東急でんき＆ガス

まとめ

インターネット回線は有線タイプと無線タイプに分かれており、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。家族構成や使用目的によって最適な回線の種類があるため、自分に合うものを選ぶことが大切です。

イッツコムでは、有線タイプの光回線をはじめ、電気やガスといったインフラサービスを展開しています。インターネットに関してお困りのことがあれば、ぜひイッツコムまでご相談ください。